 |
甲虫の仲間(カブトムシ〜ハムシ)について
甲虫とはカブトムシのように前翅(上側の翅)が固い昆虫の仲間です。カブトムシもコクワガタも区内の南部で観察しました。まだ、少ないながら生息しているようです。柏の宮公園にもやってきているかもしれません。
見つけたら採集せずに観察だけにして、子孫が育つのを暖かく見守ってあげていただきたいと思います。
(カブトムシ) |
 |
しかし、それならばと、他の地域で採集したものや店で買ったものを放すのは絶対にやめて下さい。昆虫は地域によって目には見えない変異(地域差)を持っています。何万年もかかって培ったその変異を人間の手で混血を招き、破壊することのないようにと願っています。
三ページに分け、163種を掲載しました(2016年11月)。
1ページ:クワガタ、コガネムシ、オサムシ、コメツキ
2ページ:タマムシ、カミキリ、テントウムシ
3ページ:ハムシ、ゲンゴロウ、ゾウムシなど
(コクワガタ:2009.12 掲載) |
 |
ヒラタクワガタ(扁鍬形) クワガタムシ科
出現期:5〜9月(幼虫越冬)体長:約50mm
区内ではごく少ないクワガタです。出合ったら大事に見守ってください。
(掲載:2016.11) |
 |
コフキコガネ(粉吹き黄金) コガネムシ科
コフキコガネ亜科
出現期:6月〜8月(幼虫越冬) 体長3cm。
クヌギの樹液を吸ったり、林の道に落ちていたりするのを時々見かけます。♂はヒゲが長くて立派です。
(写真は♂)
|
 |
オオクロコガネ(大黒黄金) コガネムシ科
コフキコガネ亜科
出現期:4月〜8月(幼虫越冬 体長:約20mm)
北の三角地で見つかった区内では珍しい甲虫です。サクラ、ナシ、リンゴなどの葉を食べ、幼虫は各種樹木の根を食べます。似た種にコクロコガネと光沢のあるクロコガネがいます。
|
 |
コクロコガネ(小黒黄金) コガネムシ科 コフキコガネ亜科
出現期:5〜9月 体長:16〜20mm
夜間調査のライトに飛んできました。上翅はクロコガネより光沢があります。
(掲載:2014.2) |
 |
ヒメカンショコガネ(姫甘蔗黄金) コガネムシ科
コフキコガネ亜科
出現期:6月〜7月(*越冬) 体長:7mm〜8.5mm
夜間調査でコナラのヒコバエで見つかりました。かなり小さいです。カンショはサトウキビです。
(掲載:2011.1) |
 |
ナガチャコガネ(長茶黄金) コガネムシ科 コフキコガネ亜科
出現期:6〜8月 体長:11〜14mm
夜間ライトトラップにやってきました。当地には多くはないようです。
幼虫は植物の根を食べます。茶畑では嫌われます。
(掲載:2013.3) |
 |
カナブン(金文) コガネムシ科 ハナムグリ亜科
出現期:6〜8月 体長:23mm〜29mm
青銅色で光沢があり、緑色ぽいものなど色に変化があります。クヌギ類の樹液を吸い灯火にも飛び込んできます。
名前は金文鎮に色が似ているからかも知れません。
|
 |
クロカナブン(黒金文) コガネムシ科ハナムグリ亜科
出現期:7月〜8月 体長:25mm〜28mm
カナブンに比べ明らかに黒光の艶があります。
区内では珍しい種だと思われます。
幼虫は朽ち木や腐葉土を食べて育ちます。
(掲載:2012.1) |
 |
シロテンハナムグリ(白点花潜) コガネムシ科
ハナムグリ亜科
出現期:6月〜9月(幼虫越冬 体長:約25mm)
ハナムグリの付く名前ですが、もっぱら樹液に集まります。大きさはカナブンくらいで大きいほうです。
|
 |
シラホシハナムグリ(白星花潜)コガネムシ科ハナムグリ亜科
出現期:4月〜11月(幼虫越冬)体長:20〜25mm
シロテンハナムグリと良く似ていますが、翅の中央部付近に大きめの白紋が集まっています。関東地方では長年激減していましたが、2019年に各地でそこそこに見られました。なぜ増えたのかはこれから解明されると思われます。
(掲載:2020.5) |
 |
コアオハナムグリ(小青花潜り) コガネムシ科
ハナムグリ亜科
出現期:5月〜10月(幼虫越冬)体長 11〜16mm
5月頃からヒメジョオン等の花を覗き込むと、小さなこのハナムグリが花粉を食べているのを見かけます。
幼虫は朽ち木や腐葉土などを食べて育ちます。
|
 |
ヒメトラハナムグリ(姫虎花潜) コガネムシ科
トラハナムグリ亜科
出現期:5月〜8月(幼虫越冬) 体長:9mm〜12mm
黒と茶のトラに似た縞模様です。イボタノキの花に来ていました。白い花が好きなようです。
(掲載:2011.1) |
 |
ヒラタハナムグリ(扁花潜) コガネムシ科
ヒラタハナムグリ亜科
出現期:4月〜8月(幼虫越冬) 体長:4mm〜7mm
成虫は花に集まり、扁平な体で花の中にもぐって花粉を食べます。
ウツギなどの白い花が好きです。幼虫は朽木を食べます。
(掲載:2011.1) |
 |
アシナガコガネ(脚長黄金) コガネムシ科
アシナガコガネ亜科
出現期:4月〜8月(幼虫越冬) 体長:5mm〜9mm
長い後脚を持つ小さなコガネムシの仲間です。
白い花に多く来て蜜や花粉を食べます。
(掲載:2011.1) |
 |
同 上
黒いタイプ
|
 |
コガネムシ(黄金虫) コガネムシ科 スジコガネ亜科
出現期:5月〜8月(幼虫越冬) 体長:17mm〜24mm
代表的なコガネムシ。つやがあり輝いています。
成虫はサクラやクヌギなど多くの木の葉を食べ、幼虫は植物の根を食べます。
(掲載:2011.1) |
 |
コイチャコガネ(濃茶黄金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:5月〜8月(成虫越冬)
ライトトラップ*にやって来ました。大きさは約1cm、濃茶色の区内ではかなり珍しいコガネムシです。成虫はクリ、クヌギ、コナラ等の柔らかい葉を食べます。
* ライトトラップ:林付近で夜間に白い布を張り、両側に蛍光灯等を付けて昆虫を誘い出すこと。
当公園でもこの方法で生息調査をしています。 |
 |
ドウガネブイブイ(胴金ぶいぶい) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:6〜8月 体長:18mm〜24mm
中型のコゴネムシの仲間です。成虫はブドウやスギなどの葉を食べます。灯火にも飛んできます。幼虫は植物の根を食べます。
|
 |
アオドウガネ(青胴金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:6〜8月 体長:17.5〜22mm
中型のコガネムシ。観察会の灯火に飛んで来ました。
腹部の端には長い毛がはえているのが特徴です。
|
 |
スジコガネ(筋黄金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:6〜8月 体長:13.5〜17mm
左右の翅に、4本ずつはっきりした縦筋が入っているのが特徴です。観察会の灯火に飛んで来ました。 |
 |
ヒメコガネ(姫黄金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:6〜8月 体長:13〜16mm
やや小型のコガネムシです。マメ類、サクラ等、色々な植物の葉を食べます。
|
 |
セマダラコガネ(背斑黄金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:6月〜8月(幼虫越冬 体長:約10mm)
スジコガネ亜科
体にまだら模様のある小さなコガネムシ、花にくることが多い。草の上なども良く見ていると、見つけられます。まだら模様は変化が激しく、無いものまであります。
|
 |
マメコガネ(豆黄金) コガネムシ科
スジコガネ亜科
出現期:5月〜10月(幼虫越冬 体長:約12mm)
マメ科の植物の葉を食べていることが多い小さなコガネムシ。幼虫は根も食べ、アメリカにも侵入し「ジャパニーズビートル」として豆類の害虫になりました。
|
 |
ビロウドコガネ(天鵞絨黄金) コガネムシ科
ビロウドコガネ亜科
出現期:4月〜10月 体長:8mm〜9.5mm
背面はビロードのような柔らかな感じがあります。体色は黒色〜暗赤褐色と変異があります。
似た種類が何種かあって同定が難しいです。
(掲載:2012.2) |
 |
ヒメビロウドコガネ(姫天鵞絨黄金)コガネムシ科
ビロウドコガネ亜科
出現期:4〜10月 体長:8mm〜9mm
小さくてビロードの布のような感じのコガネムシです。
成虫はアブラナ科の花や広葉樹の葉など幅広く食べます。
幼虫は植物の根を食べて育ちます。 |
 |
アカビロウドコガネ(赤天鵞絨黄金) コガネムシ科
ビロウドコガネ亜科
出現期:5月〜8月 体長:8mm〜10mm
6月の夜間昆虫調査のライトにやってきましたが、灯火に集まる習性があります。しかし、区内では多くはありません。
幼虫は芝生の根などを食べて育ちます。
(掲載:2012.1) |
 |
ワタリビロウドコガネ(わたり天鵞絨黄金)
コガネムシ科 コフキコガネ亜科
出現期:5〜8月 体長:7.5〜9.5mm
カバイロビロウドコガネ属に属します。ハラゲビロウドコガネなど似た種が7種ほどあり、変異なのか検討が必要とのことです。
(掲載:2014.2) |
 |
センチコガネ(雪隠黄金) コガネムシ科
センチコガネ亜科
出現期:5月〜10月(卵越冬)体長18mm前後
金属光沢がありきれいですが、動物の糞等を地中に埋め、そこに産卵し、幼虫はそれを食べて育ちます。
センチは雪隠(トイレ)の意味で、1cmくらいということではありません。
|
 |
ムネアカセンチコガネ(胸赤雪隠黄金) コガネムシ科
センチコガネ亜科
出現期:7月〜9月(幼虫越冬) 体長:9mm〜14mm
通常胸と上翅の前方がオレンジ色できれいなセンチコガネです。夜間の灯火と日中にも見つかりました。
貴重種とされていましたが、芝地などに住んでいることが判ってきました。しかし、区内での観察はまれです。
(掲載:2009.12) |
 |
クロマルエンマコガネ(黒丸閻魔黄金) コガネムシ科
ダイコクコガネ亜科
出現期:4〜11月 体長:9mm
日本庭園の園路の土上で見つかりましたが、黒くて小さいので目立ちません。
動物の排泄物や広葉樹の樹液等に集まります。
|
 |
コブマルエンマコガネ(瘤丸閻魔黄金) コガネムシ科
ダイコクコガネ亜科
出現期:3〜10月 体長:6mm〜10mm
獣糞や動物の死がいに集まります。♂は胸部背面の中央がくぼみ、その両側が隆起しています。♀のくぼみは小さいです。幼虫は獣糞などで育ちます。
写真:♂ |
 |
写真:コブマルエンマコガネ ♀ |
 |
ツヤエンマコガネ(艶閻魔黄金) コガネムシ科
ダイコクコガネ亜科
出現期:5月〜9月 体長:5mm〜8mm
夏の夜間昆虫調査で地面に仕掛けたトラップに落ちました。顔(頭部)の横隆起線がありません。
(掲載:2009.12)
|
 |
クロツツマグソコガネ(黒筒馬糞黄金)
コガネムシ科マグソコガネ亜科
出現期:夏から翌年(成虫越冬) 体長:約3.5mm
朽木置場で見つかりました。ごく小さいです。ケヤキなどの樹皮下にも住みます。
(掲載:2016.11) |
 |
アオオサムシ(青筬虫) オサムシ科
出現期:4〜10月 体長:25〜32mm
緑色の金属光沢がきれいです。飛ぶことはなく、素早く走り回ります。湿った薄暗いところが好きで、昆虫やミミズ、カタツムリや死骸などを食べます。夜行性なので見かけるのは、まれです。
|
 |
オオアトボシアオゴミムシ(大後星青塵虫) オサムシ科
出現期:5〜10月 体長:15〜18mm
夜行性ですが河原の草むらなどを好んで生息します。公園のテニスコート南の閉鎖地区の草刈り中に見つかりました。区内での記録は少ないようです。翅の先にコンマ状の斑紋があるのが特徴です。土の空間などに集団で越冬します。 |
 |
アオヘリホソゴミムシ(青縁細芥虫)オサムシ科ホソゴミムシ亜科
出現期:5月〜10月(成虫越冬)体長:約9mm
きれいで特徴のあるゴミムシです。朽木や崖の土中で越冬します。
(掲載:2020.5) |
 |
ゴミムシ (塵虫) オサムシ科
出現期:越冬成虫4月〜5月上旬 新成虫6月〜10月
体長:11mm〜13.5mm
成虫は落ち葉やごみ、石の下などにいて、小さな昆虫や雑草の種も食べるので、ゴミムシの名前がつきました。ゴミムシと名の付く仲間はたくさんますが、この虫はずばり“ゴミムシ”と言います。
花壇の手入れをしていた時、根元から出てきました。
|
 |
オオゴミムシ (大塵虫) オサムシ科
出現期:越冬成虫3月〜5月上旬 新成虫6月〜10月
体長:20mm〜24mm
ゴミムシでは最大クラスです。公園西北の三角地域で5月の草刈り中に根元から出てきました。越冬した成虫だと思 います。夜間に地表を素早く歩き回り、昆虫や小動物の死骸を見つけて食べます。 |
 |
セアカヒラタゴミムシ(背赤扁塵虫) オサムシ科
出現期:越冬成虫3月〜5月上旬 新成虫6月〜11月
背面の赤色の状態に変化があります。全身が黒いものから、この写真のように胸背面が赤いもの、そして上翅に赤い部分が現れるものがあります。広場のクサボケ区域の草刈りをしていた時、出てきました。
|
 |
同 上(全身が黒いタイプ) |
 |
ヒメツヤマルガタゴミムシ (塵虫) オサムシ科
出現期:越冬成虫3月下旬〜4月 新成虫5月下旬〜10月
体長:6mm〜7.5mm
成虫は落ち葉やごみ、石の下などにいて、小さな昆虫や雑草の種も食べます。灯火にも飛んできます。花壇の手入れをしていた時、根元から出てきました。
|
 |
マルガタゴミムシ(丸型塵虫) オサムシ科
出現期:3〜10月(成虫越冬) 体長:8.5mm
一般にゴミムシは頭・胸・胴とはっきりしていますが、このゴミムシは一体化していて、丸っこい体形です。石や落ち葉の下にいて、小さな昆虫やミミズ、植物の種子などを食べています。 |
 |
オオズケゴモクムシ(大ずけ芥虫) オサムシ科
出現期:6〜8月 体長:約12mm
ゴモクムシには似た種類が多く、同定は難しいです。上翅に細かく短い黄色の毛がありました。
夜間観察の灯火に飛んできたものです。
昼は石の下などに潜み、夜活動して昆虫の幼虫などを食べます。 |
 |
トゲアシゴモクムシ(棘脚芥虫) オサムシ科
出現期:8月他 体長:約10mm
種名は大きさ、形状、点刻、脚の色、第5?節の棘などで判定しましたが、微妙です。
8月の夜間昆虫調査にやってきました。
(掲載:2012.1)
ハコダテゴモクムシ訂正(2014.1.13) |
 |
イツホシマメゴモクムシ(五星豆芥虫) オサムシ科
出現期:5月〜8月(成虫越冬) 体長:5.3mm〜6.5mm
2009年8月の夜間昆虫調査の灯火に飛んできました。上翅に通常5つの濃い黄色の紋があります。
ゴモクは「芥(あくた)」と書き、塵のことで、ゴミに集まる虫の意味です。
(掲載:2009.12) |
 |
ヒメケゴモクムシ(姫毛芥虫) オサムシ科ゴモクムシ亜科
出現期:6月〜 体長:10〜12mm
夜間ライトトラップにやってきました。
小型のゴミムシ類です。似た種類が多く同定は難しいです。
(掲載:2013.3) |
 |
ケウスゴモクムシ(毛薄五目虫)オサムシ科ゴモクムシ亜科
出現期:8月他 (成虫越冬)体長:9〜12mm
上翅には黄色い細かい毛が密生しています。ライトトラップにやって来ました。
(掲載:2020.5) |
 |
コゴモクムシ(小五目虫)オサムシ科ゴモクムシ亜科
出現期:5月〜9月(成虫越冬)体長:9〜14mm
似た種が何種かいます。茶褐色の脚、胸の形などで判断しました。
(掲載:2020.5)
|
 |
ハコダテゴモクムシ(函館五目虫)オサムシ科ゴモクムシ亜科
出現期:4月〜6月(成虫越冬)体長:10.5〜12mm
3月に枯れ木置き場で越冬中を見つけました。胸部が幅広く光沢もあります。
(掲載:2020.5) |
 |
ホソヒョウタンゴミムシ(細瓢箪塵虫)
オサムシ科ヒョウタンゴミムシ亜科
出現期:4〜10月 体長:17.5〜22mm
作業中、土の中から出てきました。ヒョウタンゴミムシ亜科は独特の体型です。クワガタのような顎でダンゴムシ、ミミズなどを捕らえます。
(掲載:2013.3) |
 |
キマワリ(木廻り) ゴミムシダマシ科キマワリ亜科
出現期:5月〜10月(幼虫越冬) 体長:16mm〜20mm
夜間に大きな樹に来ていました。脚が長く速く歩き回ります。
幼虫は朽木の中で材を食べて育ちます。成虫も朽木を食べます。
(掲載:2009.12) |
 |
エグリゴミムシダマシ(抉塵虫騙)
ゴミムシダマシ科エグリゴミムシダマシ亜科
出現期:4〜10月 体長:7〜9mm
夜間昆虫調査で朽木にいました。倒木や朽木を住処とします。
(掲載:2013.3) |
 |
モンキゴミムシダマシ(紋黄塵虫騙)
ゴミムシダマシ科キノコゴミムシダマシ亜科
出現期:6〜8月 体長:7mm
水生生物の池の周辺囲い木のキノコにたくさん発生していました。テントウムシのように見えますが、ゴミムシダマシの仲間です。 |
 |
ベニモンキノコゴミムシダマシ(紅紋茸塵虫騙)
ゴミムシダマシ科キノコゴミムシダマシ亜科
出現期:4〜10月 体長:約5mm
キノコ類を食べるので、それらの生える樹木や倒木で見られます。
(掲載:2016.11) |
 |
ルリゴミムシダマシ(瑠璃芥虫偽)ゴミムシダマシ科ゴミムシダマシ亜科
出現期:4月〜10月(成虫越冬)体長:14〜16mm
クヌギ大木の樹名板の裏に2頭いました。通常朽木にいます。
(掲載:2020.5) |
 |
クチキムシ(朽木虫)ゴミムシダマシ科クチキムシ亜科
出現期:4月〜10月(成虫越冬)体長:10〜12mm
朽木置き場で越冬中のものが見つかりました。艶があります。マツなどの朽木を好みます。
(掲載:2020.5) |
 |
オオクチキムシ(大朽木虫) ゴミムシダマシ科クチキムシ亜科
出現期:4〜10月 体長:14〜16mm
赤褐色の脚が長いです。艶がありません。朽木をすみかとして、朽木やキノコを食べています。
写真は作業で朽木を動かした時、走り出た越冬中の個体です。
(掲載:2014.2) |
 |
トビイロクチキムシ(鳶色朽木虫) ゴミムシダマシ科クチキムシ亜科
出現期:6〜7月 体長:7〜8mm
夜間ライトトラップと電話ボックスでも見かけました。
幼虫は朽木を食べている仲間です。
(掲載:2013.3) |
 |
クリノミキクイムシ(栗実木食虫) キイムシ科
出現期:8〜11月(幼虫越冬)体長:約3mm
ごく小さな虫です。成虫はクリ、コナラやクヌギのドングリの中で身を食べ産卵もします。幼虫は成虫がドングリの中に繁殖させた菌で成長します。♀だけドングリの外に出て新たな実を探します。
(掲載:2016.11) |
 |
オオヒラタシデムシ(大扁埋葬虫) シデムシ科
出現期:4〜10月 体長:約23mm
扁平した体つきで、虫や動物の死体などに集まります。
幼虫も落葉の下などで、似たような暮らしをしてます。
|
 |
コクロシデムシ(小黒埋葬虫) シデムシ科
出現期:5〜9月 体長:約13mm
虫や動物の死体などに集まります。飛んで灯火にも来ます。
|
 |
ヨツボシケシキスイ(四星芥子木吸) ケシキスイ科
出現期:5〜8月 体長:7〜14mm
クヌギなどの樹液に集まっているのを良く見ます。ケシキスイは樹液や熟した果実、キノコなどを食べる仲間です。多くは数ミリ程度ですが、当種は1cmを越え最大です。
(掲載:2013.3) |
 |
アカマダラケシキスイ(赤斑芥子木吸) ケシキスイ科
出現期:6〜8月 体長:7〜8mm
夜間ライトトラップに来ました。クヌギなどの樹液や腐敗した果実に集まります。よく似た体がやや幅広いニセアカマダラケシキスイがいますが、図鑑と照らし合わせて本種と思われます。
(掲載:2013.3) |
 |
ナガコゲチャケシキスイ(長焦茶芥子木吸) ケシキスイ科
出現期:5〜8月 体長:4.5〜6.5mm
クヌギやコナラなどの樹液に潜り込むように吸っています。小さく、樹液にまみれて目立ちません。
(掲載:2014.2) |
 |
クシコメツキ(櫛米搗) コメツキムシ科
出現期:5〜8月 体長:16mm
大きいコメツキムシです。観察会の灯火に飛んで来ました。コメツキムシを裏返して置くと、胸と腹をそらし、その反動で勢い良くはねて元に戻ります。それが米を搗いた時、米がはねるのに似ていることから、米搗きかと思われます。
コナラ、クヌギなど広葉樹の樹液に集まります。 |
 |
クロクシコメツキ(黒櫛米搗) コメツキムシ科
出現期:5〜8月 体長:約15mm
灰白色の毛の長いコメツキです。似た種が多いので、正しい種名の確定は難しいです。
(掲載:2016.11) |
 |
クロツヤクシコメツキ(黒艶串米搗)コメツキムシ科
出現期:4月〜8月(幼虫越冬)体長:12〜15mm
小さなコメツキムシで微毛に覆われています。幼虫期間は3年〜6年です。
(掲載:2020.5) |
 |
オオクロクシコメツキ(大黒櫛米搗) コメツキムシ科
出現期:5月〜8月 体長:17mm内外
体全体に細かい黄色の毛があります。やや大型のコメツキムシです。
(掲載:2012.1) |
 |
サビキコリ(錆樵) コメツキムシ科
出現期:4〜10月 体長:12mm〜16mm
ガガイモにいました。昼間から明るい木や草地に来て樹液や花の蜜を吸います。 |
 |
同 上
(写真追加:2009.12) |
 |
アカアシオオクシコメツキ(赤脚大櫛米搗) コメツキムシ科
出現期:5月〜8月(幼虫越冬) 体長:15mm〜19mm
大きなコメツキでクヌギの樹液などで普通種のコメツキです。
(掲載:2009.12) |
 |
コメツキsp(米搗虫の仲間) コメツキムシ科
出現期:5月 体長:8mm
日本庭園の木の葉の上で見つけた小さなコメツキですが、名前が分かりません。日本のコメツキムシ科は約 600種が知られ、コメツキダマシ科は65種が知られています。 |
 |
同 上(目盛りは1mm) |
 |
トラフコメツキ(虎斑米搗) コメツキムシ科
出現期:3月〜5月 体長:10mm前後
前翅が肌色で側面近くに黒紋がある特徴的なコメツキムシです。
春に出現します。成虫は草木の葉や花を食べるようです。
(掲載:2012.1) |
|
 |